私の最初の勤務先では、新車セールスマンとして一人前にするための研修制度は、今思い出しても充実していました。
職業適性、向き不向きというのはあります。
学ぼうと思い、本人なりに努力しても頭に入らない人がいます。
先輩や上司が、いくら懇切丁寧に指導しても、毎回同じ質問を繰り返す人もいます。
私のように不器用で、作業が上手にできず、センスが形にならない人もいます。
私も税理士事務所に20年近く勤務しましたが、会計や経理になじめない人は本当に馴染めません。
長い職業人生を考えると、個々人の資質が生かせる職種に、早く巡り合うのが幸せと思います。
私の最初の勤務先では、新車セールスマンとして一人前にするための研修制度は、今思い出しても充実していました。
中堅どころの一人前のセールスマンには、週一台平均で受注できる(年間50~60台の受注ができる)ことが期待されます。
なお、トップセールスは年間100台以上の受注をあげていました。
新人は約一か月、本社で社会人の一般常識から始まり、セールス知識や販売テクニックを学びます。途中に本社工場内実習と営業店舗への仮配属もありました。
私は札幌藻岩店が仮配属先でした。今でも、藻岩営業所前を通ると、当時のことが思い出されます。
販売テクニックを教えるのは、30歳前後の第一線の現役セールスマンやデスクマネージャーになったばかりの係長クラス。車種別販売の仕方、お客様の形態別商談の仕方やカタログの使い方を実践的に学びます。
学んだあとはすぐロールプレイング。それをビデオに録画再生し、商談の改善点をみんなでチェックしました。
運転中の事故対応や保険実務も学びます。
総括は車両本部長と最後の仕上げは専務のご担当でした。
そして、5月の連休後に配属先が決まります。私は4年間ずっと苫小牧支店勤務でした。
[ 更新:2017-06-12 12:52:58 ]