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中小企業、無借金は理想なのか

(日本経済新聞2016年5月30日14面「経営指標」)の記事が参考になります

以下はこの記事から抜粋したものです。今後の自社の経営のヒントにしましょう。

・設備投資を抑制し、借入金を返済することで現預金を積上げる企業行動は、中小企業でも目立っている。
・2016年版中小企業白書によると、中小企業全体の35.4%が無借金経営。全体でみると、無借金企業の方が、借金のある企業よりも利益率が高い。10~14年度の売上高経常利益率は、無借金企業の中央値が2.92%なのに借金のある企業は1.90%になっている。
・無借金企業に借入をしない理由を尋ねたところ、69.7%が≪資金の必要性がない」と回答した。
・中小企業白書の分析では借入への過度な依存は収益力を低下させるものの、一定の借入により成長への投資を実行することで、無借金企業より高い収益力を獲得している」
・無借金企業は金融機関と疎遠になる。主取引金融機関との面談頻度は、無借金企業では「ほとんどない」が44.1%に達するのに対し、借金のある企業は一カ月に1回程度が34.8%、一カ月に2回以上が29.0%。これを金融機関の持つビジネスや取引先に関する情報への接触を狭めて自ら機会損失となっているとみるか、金融機関側の積極的な提案力の不足とみるか。

[ 更新:2016-06-16 06:24:48 ]

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