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分かりやすい国内総生産(GDP)

脇田成首都大学教授 経済新聞2016.6.10「やさしい経済学より」

脇田成首都大学教授が、経済新聞2016.6.10やさしい経済学に、とても分かりやすく国内総生産(GDP)を説明してくれました。
こんな感じです。
国内総生産(GDP)の構成要素は四つ。「消費」、「設備投資」、「財政支出」、「純輸出(輸出-輸入)」。
これを自動車の需要で説明してくれます。
自家用車の購入は「消費」だが、家計所得の変化に依存する。
企業の商売用の車の購入は「設備投資」だが、企業の業績の良し悪しにやや遅れて依存する。
官庁の公用車の車の購入は「財政支出」だが、国の財政は行き詰まっている。
海外向けの自動車は輸出だが、相手国の景気や金融政策(例えば関税など)の影響を受ける。

2014年の消費税率のアップは、その後の家計消費の低迷を招き、国内企業も自己防衛のため内部留保の積み増しに動いた。
少し前の中国のように、財政支出を拡大して一時的に感謝されても、自国の財政が悪化すればつけの後払いに追われることとなる。
脇田成首都大学教授は、これらの経済の構成要素から、今後の推進力を期待できるのは「賃上げから消費拡大、そして非製造業の投資誘発くらいしかない」とまとめていますが、あなたはどう考えますか?

[ 更新:2016-06-15 11:36:51 ]

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