これまで日本は安い資源に高い技術料を加えて、良質な製品を造ることで成長してきた。今は資源も乱高下、為替も急変が続くだけに、ぎりぎりまで知恵を絞り、付加価値を高める努力が実を結ばなければ、中小企業は生き残ることが難しい時代になっている
多くの中小企業は後継問題も抱えており、これは10年、20年のスパンで親(社長)や経営幹部が一緒になってしっかり取り組む必要があるということである。
これまでの成功要因とその背景を一度整理してみよう。
・まず、これまでの体験を一般化し、継承者使いやすくする。その体験とは、自社の歴史にある「成功事例と成功するための手法」である。
・注意点は、法律や仕組みを強化しても、根本は社員の行動の基準(倫理性)にある。価値基準や倫理基準の土台ががしっかり造られ、責任の取り方が確立されていなければ、法律(ルール)は守られないし仕組みは動かない。
・次世代人材は、創業の精神と自社の成長要因と自社の衰退要因を共有して欲しい。
・持続する経営になれるかどうかは、「失敗をどう活かせるか」による。その上での事業開発ではないだろうか。
[ 更新:2015-10-24 11:18:04 ]