税理士の原幸四郎先生と、原先生からご紹介いただいた税理士南昇先生のおかげで、札幌での創造経営吉見ゼミがスタートでき、今日につづいています。本当に有難く、いつも感謝しております。
ここでご紹介する経営革新セミナーは今年で3回目ですが、年々参加者が増え、懇親会の参加率も高く、両事務所の皆様とお客様との信頼感の強さが感じられます。私も見習わなくてはと、素直に思います。
創造経営コンサルタントの視点で初回(平成22年11月)を振り返ってみます。この時は「創業の精神」の再確認でした。今振り返っても、南昇先生の開業(創業)から20年の歩みと、八島依子先生の開業前の人生と創業の心境は、大変聴き応えがありました。
創業は貴重な原点であり出発点です。今起きていることには必ず源があり、源から現在地までの流れが歴史であり、その人の人生や商売の経験(実体験)となります。誰にでも必ず何らかのスタートがあり、その人固有の歩みや流れがあり、その人らしい現在地があり、その人らしいゴールに向かっています。
創業を例えるなら、人の誕生であり、新入学であり、進学であり、社会人としてのスタートであり、人生の結婚と同じであり、その人において大きな節目であり、お祝い事となりましょう。その時々の心境は、とても純粋(ピュア)であり、夢があり、希望があり、明るい計画や大きな構想や楽しいイメージがあるものです。そこには周りからの期待や願いや激励や応援があります。当然、やるぞ、頑張るぞ、成功するぞ!という内側からのエネルギーにも満ち溢れています。
創業後、あるいは入社後、ある程度歳月が経ち、もっと自分や会社を伸ばしたい時や、逆に迷った時、苦しい時、疲れた時に「原点回帰」することはとても効果があります。自分のスタート時点(創業時や入社時)に立ち返ることで大きな気づきと、目の前の壁を破るスイッチが入るのです。
キーワードの一つ目が「原点回帰」、創業の精神を想い出せ!
今回の3回目のセミナーは、「変わる! まず自分が変わる!」がテーマでした。この日はがけっぷちの会社を再生してきた、血の滲む努力家の塚本社長の赤裸々な取組みをお聞きしました。誰にも、理不尽なこと、想定外の苦難も、自分の前に現れることがあるとか、人生のすべてが、自分の思い通りになる人はいないと言われます。講師の塚本社長は、逃げずに、辛抱強く、信念を持って、「関わる人を大事にしていけば、乗り越えられない壁は無い」という体験を率直に示して下さいました。
「自分の潜在力にスイッチを入れ、自分の成長可能性を最大にしよう。そのためには、逃げない、人のせいにしない、苦しい時ほどそばにいる人を徹底信頼、常にベストを尽くす。すると知恵がわき、理解者と支援者が増えていく。」という実例でした。
キーワードの二つ目は「自分には大きな潜在能力があり、向き合う相手に真心で尽くす行動力があれば、大きく変えることができる。」(私達には、悲しみや苦しみを、喜びや楽しみ、希望に転換できる力がある。)
[ 更新:2012-11-19 12:04:25 ]