創造経営コンサルタント吉見 - head

経営コンサルタント吉見からのお知らせ

平成23年の秋に向かって

物価上昇圧力はひたひたと浸透しています。

 加えて3月の大震災から、お金の使い方には慎重さが増しています。経済の先行きが不透明ですし、収入の伸びが期待できないとなると、慎重さは当然の反応です。その一方、被災地のボランティア活動に見られるように、みんなと一体となった活動が小さな流れも、大きな流れも生みだしています。
 資本主義の経済成長には、消費者としての労働人口と、生産性の向上が企業収益維持の土台となります。私の自宅近くにも店舗のある食品スーパーは道内中堅の規模ですが、立地店舗の競合店舗戦略を常に意識して、継続的挑戦をしています。私の自宅近くの店舗は、開店時はディスカウント食品スーパー、数年前に平均的食品スーパーに衣替え、今年はトライアルを意識して一層のディスカウント食品スーパーに転換しました。商品アイテム数を従来の30~40%削減し、陳列棚もやや減らし、利益率を下げ(原価率を上げ)て、売上高を20~30%伸ばす戦略の実験店です。商品アイテム数が減りますから、売場や在庫の管理は簡素化されるでしょうし、品出しの人件費も削減できることでしょう。ローコスト経営の徹底追及に挑んでいるようです。お店の中の商品の種類はかなり減りましたが、常に以前より安い売価がついています。買いたい商品が決まっていれば、割り切った使い方ができるお店と思います。経営者の意思決定の速さがうかがえます。

[ 更新:2011-09-01 10:34:10 ]

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