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お互いを活かし合い、お互いを伸ばし合うにはどうしたらよいのか、意識して一年をスタートしよう。

　「豊か」を辞書で引くと、「満ち足りて十分な様、伸び伸びとした様」とある。私達は何に満ち足りるといいのだろうか、その質と量とはいったい何だろうということを、新年に当たり自分なりの解釈をしてスタートしよう。そして、笑顔で伸び伸びと生活し、仕事をする自分をイメージしよう。自分に必要十分なものや金とは、本当はどれくらいなのだろう。自分の心は満たされているのかを考えて、納得するにはどういう生き方や働き方が良いのかイメージして１月の仕事に入りたい。

　人間関係では、ねぎらいの言葉に着目する一年としよう。「ねぎらい＝労い」を辞書で引くと、「骨折り（苦労や努力）や尽力（力を尽くすこと）などをいたわり感謝する」とある。関わる相手を心からねぎらうには、日々相手を気にかけて、相手がどのような苦労をし、問題解決の努力をしているのかを知らなければいけない。しかし最近のＩＴ化や情報化の高スピードを求められる仕事環境では、常に情報処理に追われ、他人に無関心となりやすくなっていないか注意しよう。「無関心」を辞書で引くと、「関心がないこと、興味はないこと」とある。プライベートの趣味の世界では、自分の好き嫌いで関心と無関心を区分してもいいだろうが、家庭や職場の人間関係を、好き嫌いで線引きされると、自己中心や自己肯定、自己愛に偏り、関わる相手への優しさに欠ける関係性になってしまう。
　お互いを活かし合い、お互いを伸ばし合うにはどうしたらよいのか、意識して一年をスタートしよう。

[ 更新:2011-02-02 10:07:28 ]