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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

神無月10月を終えて、霜月11月の始まりにあたり

(1)10月を終えて思うこと (2)趣味:音楽 苫小牧市民管弦楽団 第30回定期演奏会 (3)10月5日 日本経済新聞札幌印刷40周年記念シンポジウムを聴いて

(1)10月を終えて思うこと
・学校や試験では、間違いは不正解だから×点となる。実務の仕事や人生では、失敗から学ぶと自分の貴重な財産(ノウハウ)となる。
・豊かな人間関係があるから、豊かで温もりのあるコミュニケーションができる。貧弱な、エゴが優先する人間関係は、打算的で表面的なコミュニケーションにとどまる。

(2)趣味:音楽 苫小牧市民管弦楽団 第30回定期演奏会
苫小牧市民によるフルオーケストラが、創立から30年という記念すべき演奏会があった。私は10年前から日程が合うと聴きに行くようになった。20歳代の頃はクラシックよりジャズやロックの方が好きだったし、30歳代は丁度経営コンサルタント資格を取るあたりで勉強に仕事に忙しかった。40歳代半ばで退職し、金銭的には厳しくなったが、時間は自分でコントロールできるようになり、夫婦で出かけるゆとりは増してきた。今回の曲目は、ベートーベンの運命と、ドヴォルザークの新世界と聴き馴染のあるものだった。アマチュアながら1年なり2年なりあいだを置いて聴きに行くと、着実に技量のアップしていることは感じられた。今回はこれまで以上に各パートの音の調和が優れ、楽器の音色のハーモニーがはっきりしていた。30年のたゆまぬ研鑽が実を結んできているものと思う。ただ当日は演奏の後半から外は雷雨となり、苫小牧市民会館の大ホールの中にまで雷鳴が響いたのはご愛嬌と取るべきか、天からのプレゼントととるべきか。

(3)10月5日 日本経済新聞札幌印刷40周年記念シンポジウムを聴いて
 基調講演は北海道日本ハムファイターズ・オーナーの大社啓二氏。大社啓二氏は、会社の使命・存在理由は何か?からお話を展開され、「明るく楽しく真剣に!結果に責任を持つから、真剣に取組むのです。」とまとめられた。
 以下は、シンポジウムのパネラーの発言から、北海道で生き抜くためにポイントの中で、吉見が重要と感じたものをお知らせするので、参考にしていただきたい。
・観光業関連であるなら、道外(海外を含む)からの来道客が、自分の地域での滞在時間や滞在日数を増やすにはどうしたらよいか、道内外のお客様が繰返してきて下さる魅力を見出して、発信して方法を考え出す必要がある。
・地域にとどまり、地域を徹底的に相手にするのか、地域にとどまるのだが、他地域(道内、本州、海外まで視野に入れ)に広げたマーケティングを行うのか、スタンスを決める。
・北海道は首都圏から離れているのだから、巨大市場から離れているハンディは、はじめからある。
・北海道は、140年前の開拓・開発の歩みからわずか100年という期間で人口を500万人とした特異な地域であることを思い出そう。(参考:北海道開拓使設置時代の人口は5万8千人、1846年(弘化3年)江戸幕府最後の人口調査では日本の住民は3200万人http://www.webtelevi.com/sokuho/kokunaiseiji/080415kokunaiseiji.htm)それに北海道は広域分散、人口密度の薄さという特徴を持つ。進取の気風、フロンティア精神、環境適合力を再度奮い立たせよう。
・地域をしっかり分析して、可能性を自分の力で見出していこう。見出した可能性を実現するために、何をやるのか考えられる力を高めよう。
・地域や組織の活性化の要因は、そこに住む人・働く人のやる気、モチベーションにある。マイナスは、萎縮した心理である。人から必要とされる人となる、人の役に立つ人になると決める。そのためには、自分で考えて、自分でやるヴァイタリティを持とう。「どうせ無理だ…」という言葉をなくそう。保護され、必要以上に守られると、思考停止となり、教えてもらうことが当たり前になる。自分なりに危機感をしっかり持とう。
・キーワードはキーパーソンとネットワーク化。
(パネラーは、村上憲郎グーグル㈱名誉会長、小磯修二釧路公立大学学長、植松努㈱植松電機専務取締役、三浦里紗知床羅臼観光協会事務局長)

[ 更新:2010-11-03 15:41:48 ]

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