厳しい時だから、何が起きるか分からない今の時代だからこそ、トップは心身ともに健康で、気持ちをしっかり強く持って、エネルギッシュに、明るく元気に生きて働こう。
今年の原材料価格は乱高下、金融市場も最近は大混乱の様相だ。中小零細企業の経営者家族は、自分の経営する会社の連帯保証に加え、個人資産(自宅など)も担保提供している。会社・個人所有の担保不動産も、時価によっては担保割れの人がいるかもしれない。最近の小規模零細企業の倒産理由は、販売不振→赤字の累積+売掛金の回収の遅れ→貸倒など債権の回収不能+銀行の貸渋り・貸しはがし→倒産という流れとなっているようだ。
ここで、プロ棋士の羽生善治氏のインタビューでの発言を紹介したい。
「決断とリスクはワンセット。現状に満足してしまうと進歩はない。大局観と事前の研究があるからこそ、最善の戦略も生まれる。山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには、『選ぶ』より『いかに捨てるか』の方が重要だ。考え方は刻々と変わっていくし、将来は忘れてしまうかもしれない。最近は気持ちの持ちようを含めて、考える割合は以前よりも大きくなった。例えば以前、『才能は一瞬のきらめき』だと思っていた。しかし今は、『10年とか20年、30年を同じ姿勢で同じ情熱で傾けられることが才能』だと思っている。負けても次のチャンスがあるから、結果は結果として受け入れる。」
経営者もプロ。苦しいときほど気持ちを新たに、トップは明るく元気に頑張っていただけるように、私も支援する。