中小企業の組織

すべての機会を教育と成長の場に!
他者との関係性の中に生きる

すべての機会を教育と成長の場に
 企業側は、仕事を通して人間が育つ仕組(システム)を持つ必要があります。そのためには、仕事の全体像と仕事の流れ、そのうちどの部分に自分が関わっているのか、社員個々人が分かる仕組(システム)も必要です。具体的には、個人面接を実施し、その上で一年後の個人の自己成長目標と、目標実現のための行動計画を立て、少なくとも四半期ごとに実践状況を自己と上位者とで相互チェックします。
 OJTでは、例えば不良が出た場合は、どういう状況でそれが出たのか徹底して分析します(何故を5回繰り返す)。個人の責任追求が目的ではなく、不良原因の共有化と再発防止策の構築が目的です。そのための「場」と、「資料」を有効に用いましょう。

他者との関係性の中に生きる
 人も企業も国も「他者との関係性」に中に生きています。カウンセリングの富田富士也先生もこの点を強調されていました。中小企業の10人20人という社員たちを見ても、個々人の家庭文化や生育暦が違いますから、たとえ北海道人とは言っても同じ人間はいません。それぞれ考え方や人生観は違うものです。ですから、企業の働く場では、我社はあるいは我部署(セクション)は「何をやりたいのか」「どういう所に到達したいのか」をお互いに明確にしなければ、何かちぐはぐになります。よって、「ここは一緒にやった方がいい」、「こちらは別々にやろう」、というように行動戦略を共有するとで、全体の物事や自分の位置付けが具体的に見えてきます。

[ 2006-12-11 08:38:42 ]


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