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赤字慣れが普通

毎期赤字決算が普通で、たまに黒字になっても累積赤字を埋められない会社組織での黒字化は難しい。

赤字が苦痛、赤字は恥ずかしいことと感じる人にとって、黒字化することと安定黒字化への歩みは、苦痛は減るし、喜ばしいことであるし、精神も安定して行くので、明るく元気になり、笑顔が増える職番になっていきます。

一方、これまでの赤字を全く苦痛と思わず、会社の赤字は自分に無関係、それがどうした?という受け止め方のベテラン社員もいます。資金責任を全く持つことなく来た人は気楽で無責任です。
このようなベテラン社員にとって黒字が当たり前の働き方とは、仕事の量も増えるし、細かく管理監督されるし、仕事の質のレベルアップを求められるので、毎日が苦痛の日々で、異常な仕事量と感じ、何でここまで苦労させられるんだ?と不平や不満が出てきます。中には反発する社員も出てきます。

これまでのコンサル経験では、慢性的な赤字会社の場合、「赤字はもう嫌だ、早く黒人化したい」と思ったからと言って急に赤字が止まるものではないし、短期間で(一年かからずに)黒字体質にもなりません。社員に赤j体質が染み込んでいるので、その脱色、漂白というクリーニングが必要です。
取組手法はオーソドックス(当たり前のこと)で、まず赤字の原因を特定します。そして赤字を止める方策を具体的にいくつか考えて、粛々と実行するのみです。言い方を替えると、黒字化できる要素を基に黒字化のシナリオを描く人(企画立案者)がいて、演出者や監督(実務能力のある現場管理者)がいて、渡されたシナリオを演じきれる役者(現場担当社員)がいなければなりません。当然部隊を魅力的にする裏方さんも必用です。

[ 更新:2022-05-23 14:28:05 ]

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