経営数字を読むときには、前期残高+今期の増加額-今期の減少額=今期の残高に注目しよう。
貸借対照表を見るとき、単に期末の残高だけを見るのではなく、今期の増加額、とその理由、今期の減少額とその理由、その結果の今期の残高に注目しよう。
加えて、この科目の残高の増減に伴って増減があった関連科目にも注目しよう。
そして今期の税引き後の利益と,現預金の増減額もチェックしよう。
これらの数字が下地として頭に入っているうえで、キャッシュフロー計算書を眺めると、会計数字の理解は一層深まるものです。
経営力の真心は、正確さと迅速さに現れます。それは、誠実な心があり、決めたことを即実行し、やりぬく態度に現れます。
開示する内容も、法律で決まっていることは厳守して開示しますが、自社の競争力の源泉になるようなノウハウなどは隠しておくことも一つの戦い方です。
前期を振り返るときに、会社として取ってよかったリスクは何で、取るべきではなかったリスクは何だったかも振り返るといいでしょう。取って良いリスクを取って会社を成長させるのが、真の経営者でもあります。
リスクを取るから、これまで以上の成長性と収益性(利益性)があげられるのが経営の現実です。
[ 更新:2020-12-16 11:33:09 ]