貴社の管理者が、ワーク(作業)とジョブ(仕事)は違うと分かり、管理者としてのジョブ(仕事)をしてますか?
実のある仕事と単純な作業は異なります。
単純に算式で示すと、 作業=運動量×時間 となります。知恵の要素が含まれません。
まず採用時に、作業を任せる人を採るのか、仕事ができるようになること期待する人を採用するのか区分しましょう。
見方を変えるとただ、作業と言っても奥の深いものが多いもので。
任せる作業とは具体的に何か決めていますか?
誰が、いつ、なぜ、どのようにするのか、明確に指示されているだろうか?
作業だけをしてもらうなら作業の仕方(手足や体の動かし方)を習得してもらうだけでもいいのです。
今後作業から仕事に質を高めて欲しいなら、作業を通じ経営理念の何を実現していくのか自覚させていく必要があります。
作業の次に何があるのか理解できると、作業の問題点や改善点に気づけるようになるでしょう。
単なる作業者として指示命令するにとどまれば、何も考えず目の前にあるものを消化するだけとなるのが普通です。
作業ごとに適切とする標準時間も明示できるといいですね。
相手に気づかせるテクニックとして、「なぜ?」「どうして?」と業界の常識を一旦横に置いて質問攻めにするのも有効です。
例えば、在庫発注のルールは誰かの経験と勘なのか、誰でも公式化されたものを使っているのか?
棚割のルールは五十音順なのか、使用頻度なのか、動線を意識したものなのか、購買者心理をもとにしたものなのか?
仕事のできる管理者が増えるといいですね!
[ 更新:2016-07-11 07:54:43 ]