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日本に暮らす良さ

日本には、日本らしい景色の良さと、ハッキリした四季の移ろいは美しいと思います。

支援の変化に富む土地に暮らすということは、この多彩な季節の変化に一つひとつ適応していくことが求められます。
日本は海に囲まれていますから、使える材料は原則としてこの島にあるもので工夫するしかありませんでした。
自然の力に勝てないことは今も昔も変わりありません。
その中で私たちは生きていくしかないないわけで、私たちの先祖は自然というものをよく観察し、それにうまく順応していく方法を探してきたのだと思います。
自分には分からいことがあっても「それはありえないことだ」と言わず、自然とはそういうものとして受け入れてきたのだと思います。科学は合理の世界を追求していますが、対象によっては絶対でもないし必ずしも万能でもないでしょう。
先祖の人たちは、自然災害に対する一番有効な予防は、その災害を予知することしていたようです。
人間の運命は自然と並行すると考えた人は、自分の脈から異常を感じ取ったと言われますし、現在も例年と異なる植物(農作物の生育状況)から天候異変を予測している人もいます。
それは「陰陽調和の原則」に現れ、日本人向けに、日本の気候に合わせ再生産できるものが今に多く伝わってきたはずが、忘れ去られているのが現在だと思います。
日本人の成り立ちも、混血の要素が強いとされ、この内在する混血的要素が異質なものに対する抵抗感を薄めているかもしれません。あるいは好奇心の旺盛さになっているのかもしれません。
日本の農作物の品種改良の技術は、肥料による土地改良と、品種の土地に対する適応性の選択だったと言います。
かつての郷土意識の強さやつながりの強さは、個人が社会から脱落していくことを防ぐ役割が強かったといいます。
これは合理を超えたものですし、義理人情も打算や合理を超えたものです。
これらが機能しなくなった現在社会は本当に暮らしやすくなったのか? どうでしょう・・・

参考文献 樋口清之著 「梅干しと日本刀」

[ 更新:2021-07-13 14:09:26 ]

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