長い歳月をかけて、人をつくっていく要素として、遺伝、環境、教育と教わったのは、今から30年以上も前になる。
最初の遺伝は、年齢を重ねて父親そっくりになっていく自分の姿形に納得するしかない。これは、自分の意思ではどうにもならないから、素直に受け入れるのみ。
歳月の経過に伴い、男の子は父に近づき、女の子は母に近づいて行くものかもしれない。
遺伝の要素は否定できない重要なものと言えるが、遺伝によって自分の人生の全てが決定されるものではない。
注意点は、自分に遺伝的要素が全くないものが、自分の努力で立派な実をつけるとか、見事な華を咲かせるという確率は相当に低いということ。自分の潜在力の見極めは大事と思う。
二つ目の環境も、家庭環境あり、教育環境あり、地域環境や社会環境等々様々な生活環境の中に身を置いているのが私たち。
子供のうちは、環境の決定権は親が持つが、成人し社会に出てからは、自分が環境の選択権を持ち、自分が決めていく。
人は生まれ育つ時代の影響を強く受けるとは思うが、自分が身を置く環境の選択にあたり、いい年をして他責はやめて欲しいと思う時がある。
三つ目の教育は、家庭教育が自分の生きる土台となり、学校教育で今の時代を生きる骨組みを学び、社会人となってからの職務教育が職業人生の内外装となる。この内外装は寿命があるから、定期的にメンテナンスが必要となる。
若い時に得た内外装は、当初は斬新で魅力的でも、10年経過、20年経過すると古びて来るし陳腐化していく。
次のメンテナンスのための情報収集力、実際のメンテナンスの実行力の差が、40歳を超えてからの職務力の差になっているように思うこの頃。
小学校のグランドではラジオ体操。今日も夏らしい一日となりそう。
お互いに今日も良い一日としましょう!
[ 更新:2018-08-02 08:39:13 ]