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資金繰りに本当に苦しんでいる場合

あっては欲しくなことですが、資金繰りに本当に苦しんでいる場合(自転車操業どころか火の車の場合)は、次のことを考えなくてはなりません。

まず、金融機関からの今後の融資見込(融資限度額)の検討です。。
追加融資はしてもらえるのか?
その金額はいくらなのか?
それでどれくらいしのげるのか?
⇒本当に苦しくなると、まずは借りることが先で、金利のことは念頭になくなる方が圧倒的です。

次に、個人(自分や親族、役員たち)からの資金補てんの見込み額を把握します。
⇒本当に苦しくなると、自分たちでつぎ込めるものはすべてつぎ込んでいるケースが大多数です。これが私の過去の経験です。
この状態では、融機関からの今後の融資は見込目ないことが圧倒的です。

更に、存続し再生するためであれば、場合によっては個人資産も含め、処分できる資産はすべて処分(換金)することも考えます。
処分できそうな資産は何か、処分すると幾らになるのか、処分に要する時間はどれくらいかを想像するのです。
⇒実際には、処分金額の低さから処分をためらったり、家族のこと思って個人資産の処分に踏み切れない場合もたくさんありました。

資金があれば赤字でも倒産時期は遅らせるのですが、資金がなければ黒字でも倒産するのが現実です。
「倒産時期は遅らせる」とは言っても、倒産しては元もこもありません。
倒産は当事者も、周囲も苦しみますし、時には怨念も残します。

常に健全経営を目指し、あらゆる努力をしましょう。

[ 更新:2018-05-05 14:42:49 ]

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