今年の折り返しという感覚で社内を見て、中堅クラス以上のキャリア社員は、自分の仕事を自分でつくってきたでしょうか?
今月、坂口安吾の文庫本「堕落論」を読んでいて、妙に納得した表現がありました。
以下抜粋ではありませんが、「人間は皆死ぬ。平等に死んでいく。誰もが絶対に死んでいく。だからといって、長生きする必要はないとはならない。同じ死ぬなら早く死んだ方が良いともならない。生きている以上、精一杯生きる。前より良くなるように生きる。とにかく生きる。」
「人間は生かされて生きる存在」だとか、「自分の使命を自覚して生きる」などと言われるより、私にはシンプルに納得できたのです。
余計な事を考えないで、一生懸命に生きる(働く)。昨日より今日を良くしようと生きる(働く)。
そうやってひたすら自分の人生を生きる。それが人生!
そう考えると、自分の価値観に基づいて生活(働く)人は幸せというもの。
自分の将来展望(ビジョン)に向かって、欲しいもの、なりたい姿、夢の実現に向けて生活する(働く)人はもっと幸せというもの。
それらの実現に向けて、自分に投資(好きにお金を使える)できるなら、本当に幸福ではないだろうか。
人生は、思うようにならぬことは多いし、理不尽な目にあうことも普通にあるし、孤独に陥る時だってある。
凹んだ時は、自分の顔を鏡で見て、明るい顔にする、笑顔にする、ご機嫌にする事だろう。これならコストはかからないし、いつでもできる。
多数決とか、みんなの意見といったところで、仕事ではなく自分の私生活では「個人の少数意見でないが悪い!」という開き直りもいいだろう。無責任な多数決や、付和雷同など気にする必要はない。
自分が優れた仕事をし、有効な仕事ができるなら、自分の価値基準は自分が納得していればいいだけと思うこの頃。
[ 更新:2017-06-29 15:04:06 ]