創造経営コンサルタント吉見 - head

経営コンサルタント吉見からのお知らせ

過去の小説を読むのもいいですよ

最近一世代ないし二世代前の時代の作家の小説を読んでいます。

少し前に金沢ゆかりの作家の徳田秋声の作品「縮図」を読んでいて、今と時代は違うけれど、商売の基本は変わっていないんだと感じたのが次の表現です。
カッコ書きは吉見が加えたものです。
「いいペトロン(支援者、芸者などの旦那)がついていない限り、商売は小体に基礎工事から始めるほかなかった。何の商売もそうであるように、金のあるものは金を摺ってしまってから(手持ち資金が一度底をつくの意味のように感じる)やっと商売が身につく。」
「いくら愛嬌を売る稼業でも、頭脳(あたま)と意地のないのは、何年たっても浮かぶ瀬がなかった。」

経験豊富な経営者の方に「やるべき人のところに、仕事はやってくる」と教わりますが、それは、その人の仕事振りが理解され、評価され、信用され、頼りになると認められた結果のこと。
そこに至るまでは、度重なる試行錯誤も必要だし、諦めない創意工夫も欠かせない。

若い人に古い言葉と言われても、努力と根性、根気を形にするから現状を打破できて、その人らしい経営スタイルになっていくものと思います。

さて、今日は昼の飛行機で金沢に行きます。4月下旬に、1月に亡くなった義父の納骨が済んだと連絡をもらっていましたので、妻とお墓参りです。

[ 更新:2017-05-12 06:44:51 ]

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