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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

採用力を高める

4月27日の苫小牧の経営ゼミで、参加者から「採用力を高める方法の実例を教えて下さい」と質問が出ました。

この日の参加者から、ご自分の体験や実践事例のアドバイスが出ました。私も勉強になりました。
質問者からは、後日「この間のゼミでは 面接に関して沢山の アドバイス 頂けました。ポイントをつかんで 面接に挑みます。上手く 出来そうな気がして来ました。」と元気なメールが来ました。
何事も「上手く 出来そうな気がして来ました」という気持ちになることがポイントですね。

私の経験ですが、身も蓋もない言い方をすると、応募者が話す採用されたいがための入社後の話は、かなり信用できません。
やろうと思っていないことでも、採用されたいがために適当に言う人がいます。
採用する企業側が知りたいのは「本人がやりたいこと」そのものではなく「本人が何ができるのか?」「会社がやって欲しいことのために、どれくらい頑張れる人なのか?」という点です。
企業側は採用で失敗したくありません。特に中小企業の場合、社員の人数が少ないので、採用した人が成長し活躍してくれるかどうかは、会社の今後の勢いに大きく左右します。
自社に合った人かどうかを判断するためには「過去の出来事(実践事例)について、具体的に話してもらうような質問をする」ということが有効です。不確実な未来の話を延々と聞くよりも、変えることができない過去の実践事例をじっくりと聞いた方が、その人となりを客観的に把握できます。
ウソをつこうと思えば過去の話でもウソをつくことはできますが、深堀りを意識して質問をしていくと、どこかで「おかしいな?」と感じる場面が出てきます。回答にも矛盾が出てきますから、ウソや作り話は気づけるようになっていきます。
その人が「何を大切にし」「どんなことを考え」「どういう行動をとった人」なのかという個性も見えてきますから、採用後仮に期待と違っても、自分の採用の判断に後悔しなくなります。以上、吉見の経験です。

[ 更新:2016-05-07 11:35:10 ]

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