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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

ヒューマンマネジメントに取組もう

給料が高くなり手取り金額が増えると、まず個人が富み、次に有効需要が増し、さらには納税で国家社会が栄える好循環となるので、経済社会としては良いことです。では高くなった労働力の中身はどうだったでしょうか。

バブル期は、労働という値段が高くなるにつれ労働時間という量は減り、働く気持ちという質は低下した会社もありました。
バブル崩壊後の失われた二十年では、サラリーマンの給与は年々下がり、非正規雇用労働者が増え、労働という値段が安くなるにつれ労働時間という量を増やしても手取り額は増えず、働く気持ちという質は上げようもないという人が増えています。

今ここで、ものや人の持っている価値の働かせ方、その生かし方が問われています。
企業とは、資金を投下し人や設備や材料を上手に使い、よそ以上に良い商品やサービスを提供し経済社会に貢献し、自らも栄えていこうとするものです。
 
最近では見聞きすることがなくなりましたが、国際能率学会の生みの親であるギルブレス夫人の提唱する能率5原則というものを私は30年前に学びました。
今の感覚で読みやすいように、吉見なりに手を加えて整理しました。この考えは、今でも理想としては有効と思います。

・経営者は、企業の中で多くの人間を管理しつつ経営をしているが、経営者が自分自身をどうマネージするかも同じ感覚で見ていただきたい。
・経営者は、常に良い家庭をつくることに心掛けていただきたい。良き企業人であるとともに、良き家庭人でもあっていただきたい。
・経営者は、国の経済、地域社会、自社が帰属する業界や自分が経営する企業に対して責任を担い、これらに積極的な役割を果たしていただきたい。
・経営者は、地域社会に対する奉仕的な活動にも参加していただきたい。
・経営者は、企業の規模やレベルにとらわれることなく、地域産業経済への貢献という広い視野から積極的な教育訓練を継続していただきたい。

[ 更新:2015-11-01 16:56:55 ]

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