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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

7月の創造経営ゼミで取り上げたこと

予算実績検討会議の運営ポイント

① 何故毎月実績検討会議を行うのか?
ア)社長・幹部層と会議メンバーとの、経営目標達成のための意思疎通の場(理解⇒納得⇒合意⇒各人の行動計画)となることが目的です。
イ)会計数値(データ)の理解と、これに基づいた判断ができるように月次損益実績の検討と対策立案能力を高めていきます。まさに管理者育成のOJTの場です。

② 対策(行動計画)決定にあたっての留意点
ア)重要性(影響力)-予算未達成の原因をつぶすのに、現実的で効果的であるかを重視します。
イ)実現の可能性-メンバーが本当に実行できるか、本当にやってくれるか考えて決めます。
ウ)実行の担当の役割分担-参加者それぞれが自分の課題・役割をしっかり、はっきり認識する事、させる事! 他人事には絶対させないで下さい。全員を何らかの当事者に巻き込みましょう。

③ 進行役のスキル
ア) 財務数値が読める(数字に強い!)。普通の能力があれば、2~3年続けると数字に強くなります。
イ) 人の意見を公平に聞ける(自分が話しすぎない、全員に発言させる)。メンバーの意見を客観的に判断できること。
ウ) まとめる力がある。時間がないので次回へ後送りをすると、無理してやらなくていい土壌を作ることになります。
エ) 声が大きい。声が小さいと、真剣に聞いてもらえません。
オ) ものおじしない。おどおどしていると、相手にされません。
カ) しつこい(計画達成にこだわる、執念深い)。淡白だと、結果は結果と流されます。
キ) 機転がきく、転んでもただでは起きない。揚げ足取りや、毒舌にもめげない瞬間的な賢さがあるといい。

④ 会議資料の作成のポイント
ア) 見やすいこと
a.料が多すぎないこと
b.文字より数字-表形式、場合によってはグラフ
c.数字の単位は千円、百万円が原則(3桁ごとに ,を打つ)
イ)会議資料が正しいこと
ウ)予算対比ができていること
a.予算対比は%で表示
b.すべての項目ではなく、重点項目と差異の大きい項目と合計欄表示
エ) 前年実績対比ができていること
a.前年対比は%と金額で表示
b.すべての項目ではなく、重点項目と差異の大きい項目と合計欄表示
c.B/Sは要約版とし前年金額比較で資料を作成
オ)異常値にはコメントがついていること
a.何故数値が異常値となったかその理由
b.その影響と必要に応じて対策
カ)必要に応じポイントとなる分析指標をつける
a.一人当たり効率
b.同業水準対比 その他
キ)資料作成者の意見がついていること
a.当月の良かった点
b.当月の問題点とその原因
c.次月対策

[ 更新:2014-07-19 15:48:46 ]

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