経営ゼミで「今年の心構えの総論としませんか?」と提案したことをお知らせします
1.関わる人に対しては、謙虚な気持ちを忘れないこと。
上から目線は相手の心を閉ざします。人が心を開くのは、自分を受け容れてくれる人に対してです。
2.相手が信じるもの、敬意を払われているものには自分も敬意を払うこと。
自分が無宗教であっても、神仏を信じている多くの人々がいらっしゃいます。信仰に至るまでのプロセスも多種多様です。そのお気持ちを尊重し、その姿勢に敬意を払いましょう。相手が大切にしているものを否定する言動や、相手が大切にしているものを蔑ろにすると、調和が取れませんから孤立して行きます。
3.他人のせいにしない。
自分の身に起きた事は、すべて自分の蒔いた種が芽を出して伸びた結果と受け止めましょう。「因は我にあり」と考える習慣を身につけましょう。「上司の指示のおかげでこうなった。あなたのせいで損をした。あのとき、お前があんなことを言うからだ・・・。俺はあの時嫌だと言ったのに・・・。」などなど、誰しも口に出して言わないまでも、ふと言いたくなったことはあると思います。経営者や部下をお持ちの立場では、無意識に他人のせい(責任転嫁)にする言葉には注意が必要です。責任転嫁や問題の犯人探しを追及すればするほど人望は落ちていきます。
4.媚びないこと。
実力が足りない、お金が足りない、仕事が足りないからといって、安易に他人に頼り、繰返し助けてもらおうと依存してはいけません。安易に依存を続けると、自立の道から遠ざかり、従属や隷属への道を歩むことになります。特に経営者は、「苦難はあくまでも自分が主体的に切り拓いていかねばならぬ!」と覚悟を決めるべきです。特に返すつもりの無い借りを積み重ねると、運は見事に落ちて行きます。借りたことも忘れてしまう人は、排除されていきます。
5.一番身近な女性を大切にすること。
男性にとって身近な(特に家族の)女性の精神状態は如実に自分の仕事に影響します。女性は幸運の女神となるのですから、折に触れ感謝の気持ちを表し、常に機嫌良く平安な心でいてくれるように男性は努力することです。「釣った魚に餌はやらない」という態度は、不運の種を大量生産しているようなものです。
6.楽観的であること。
悲観的な人と楽観的な人とでは、楽観的な人により多くのチャンスが訪れます。楽観的というのは、思慮浅薄とは違います。
7.純粋な気持ち(スタートの心)を持ち続けること。
本業より投資が優れているとして相場を張る、自分は強く賢いのだと誇示したいがために相場を張る、そういうのは一時的にはリターンがあっても中長期的には本業の仕事の競争力を落とします。また、家族の生活のために相場を張る、とか、借金返済のために相場を張る、などという一発逆転ホームラン狙いも雑念や邪念、妄想を招いてマイナスに働く(もっと不幸になる)場合が多いものです。
8.笑顔が大事。
「笑う角には福来る」というのは真実です。しかし、自分が病気の時や身内の不幸に囲まれている時など、なかなか笑顔になれない時はあります。そんな時は、休むとか距離を置くとか静観して時を待つという選択肢もあるでしょう。
これは、苫小牧ご出身の方のブログの「有名相場師の10のポイント」を参考に、吉見なりに表現したものです。
[ 更新:2014-03-11 13:13:06 ]