お陰さまで開業10年目に入ります。多くの方のこれまでの励ましに、心よりお礼申し上げます。
5月下旬から6月下旬までの一ヶ月の間に3度上京した。計7日間だから、私としては随分東京に行った感があり、北海道との気温差もあり少々疲れた。5月下旬はインフルエンザの騒ぎの最中で、苫小牧でマスクが買えずに上京。マスク姿は多くはあったがテレビで見るほどではなかった。この時のホテルは両国、ちょうど大相撲の場所中で両国国技館周辺は相撲の観客でにぎわっていた。若い力士さんやお弟子さんが普通に歩く姿が新鮮だった。朝8時には太鼓の音が響き、この時間から入場客の行列のできることにも驚いた。
この時、叔父の墓参で茨城県の大洗にも行く。妻も一緒だったので、学生時代以来行っていなかった水戸の千波湖と偕楽園も一緒に散策する。千波湖が随分整備されたことに驚く。偕楽園は私の記憶がすっかり薄れており、こんな公園だったのだなあと思いつつ梅林を歩いた。
6月から支笏湖ではチップ釣り解禁、苫小牧から支笏湖へ向かう途中では、何度かキタキツネも見かける。6月16日は梅雨の東京で大学の恩師を刑法ゼミの同窓生若干名と囲んで和やかに会食。恩師のおかげでとても良い時間を過ごすことが出来た。翌日17日は創造経営協会の定時総会。私が創造経営を知り、関わるようになってかれこれ25年も経つ。「25年」と思うと、自分の歩みの遅さに我ながら呆れるが、これまでに次のようなことを学んできた。
・問題は解決されることを望んで姿を現す。その問題に気付いた人は、自分から進んで解決に当たろう。
・夫婦が心を合わせ、お互いを理解し信頼し、二人の力を合わせるなら、克服できないものは無い。そして、多くのものが生み出せる。
・今年の企業経営のキーワードは、「依存しない経営、自立した経営、開拓の労を惜しまぬ経営」だ。
・健康長寿、給与の手取りで堅実に暮らす、給与の手取りが適度に増やせる仕事ぶり、それが喜働。
「所得が減るかも・・・」「解雇されるかも・・・」という不安心理は、消費者の消費行動を抑制する。それは経済需要の減少となるから、生産量と消費量の需給ギャップとなる。それが長引くと、雇用の減少と遊休設備の増大となる。しかし人間が生きていく以上最低限の消費は必要だから、消費の減少には必ず底がある。我社の「底」を気付く人、見極めている人がいる一方、冷静さを失っている人がいる。
[ 更新:2009-07-01 11:30:38 ]