会社勤めに定年はあるが人生には定年がない。類い稀な能力を持つ人は少数だ。私のような普通人は、コツコツ地道に凡事徹底、専門や教養を自分のレベルで日々積み上げていくしかない
仕事で企業を見ても、経営者を見ても、見える部分もあるが見えない部分が多い。定期的にトップや社員と面談し、いろいろな人の目や体験からの異質な情報を、自分の声で尋ね、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、感じ取るという作業は重要だ。そこに、いろいろな経営調査データを加味して、診断や支援する会社の全体像を把握していく。
社員個々人も見る、分解してみる、決算書のように全体も見るという努力と工夫を続けていくと、全体像やつながりがやっと鮮明に見えてくる。そこには会社の歴史的なもの、経営者の人生、社員の働きの歳月があり、時流があり、取引先の浮沈もある。多くの関わりで、ベクトルの異なるものも含め、多角的に思慮深く見ていくと、改善や成長の方向性が見えてくる。
[ 更新:2009-03-04 16:51:32 ]