人間は誰しも、自分がごく普通だと思っています。また、誰でも他人の欠点はよく分かります。
でも、自分のやっていることがベストと思うと、問題意識がなくなると、そこで成長が止まってしまいます。止まることは現状維持ではなく、レベルダウンの始まりです。
伸びる企業には、常に「もっと良いことがあるはずだ」「もっと有効なやり方があるはずだ」と考える人が複数います。
改善が進まない会社の社長は「うちの会社はいつも赤字で、どうしても黒字にならない。社員がダメだから、何年もコンサルタントに指導してもらっても、ちっとも良くならない」と言います。でも、なかなか倒産しない会社は、ダメな社長のダメな会社であっても、絶対何か光るものがあります。それが延命のカギとなっています。本当は、「うちの会社は、うちの社員はダメだ」と思っている社長自身が、一番ダメなのです。
改善は現状の徹底反省が出発点ですが、このようなダメ社長は自分のせいではなく、多責です。いろいろなことをやらず、反省せず、縮んで行きます。自分の至らなさを反省し、お客様をしっかり見て、社員のモデルとなるように、きちんと仕事をしましょう。
[ 更新:2008-08-16 11:17:03 ]