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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

カウンセラー佐藤茂則先生発行のMSAジャーナル(2006年春号)から

懇意にしているカウンセラー佐藤茂則先生発行のMSAジャーナル(2006年春号)から、私が気に入ったところをお知らせします。2年前のものですが、今読み返しましてもいいものがあると思い、ご紹介いたします。

1.アルフォンス・デーケン氏

*最近の著書「よく生き、よく笑い、よき死と出会う」
*『死生学』を教えて40年、上智大学名誉教授
 「私は出会いという言葉がとても好きです。それは『出会い』には、狭い自己の殻から出て心を開いて相手に出会うという意味があるからです。それぞれの人生の旅の途中で出会いによって人間は成長します。人間は、人生の旅で経験した出会いと選択した転機によって、大きく形作られていくのです。そこで、私がたどった人生の旅と、その途中の大切な出会いと転機を紹介しながら、自分の哲学と、自分の人生観、そして私のライフワーク『死生学』と『ユーモア』についてお話いたいと思います。自分らしく『死』と出会うために、どう『生きる』べきかを、ご一緒に考えましょう。

よく生き
人間らしく生きる。生きがいをもつ、希望をもつことが大切、時間を大切にし、精一杯生きる。
人のために生きることで人間らしく生きられる。
よく笑い
ユーモアの必要性。人間は、よく笑うことが健康につながる。よく笑う人は、健康である。
ジョークは、頭を使うやり取り。ユーモアは、愛と思いやり、心と心のふれあい。
よき死と出会う
最後まで人間らしく出会う。人間は、死のプロセスの中でも成長できる。
最後の段階で、どのように生き、過ごすかを考えておく必要がある。
『世の中には、心でしか見えないものがある・・・
本当のことは、なかなか目に見えにくい。心の目で見る、感じることが大切である。』

(佐藤先生のコメント)
人が安らかな死を迎えるためには、それまでの人生を“良く生きる”ことを学ばせていただけた貴重な時間でした。

2.会員徒然掲示板=「動きと働き」MSA理事 佐藤 誉訓氏

 人間は「心身一如」です。カラダだけでは人間ではありません。また心だけでも人間ではありません。その両輪が上手く動いてこそ人間本来の“働き”ができるのです。働きとは“人としての動き”です。つまり心の伴った行動や行為のことを指しています。人間の動きには、必ず感覚と感情が伴います。例えば「腕をあげる」という動き一つ見ても、人それぞれの感覚が含まれています。この動きの感覚と感情のコントロールが、その人の“質”を高めることになるのです。心の中や感情の深い部分を内視し制御する・・・それが“身体調整”(*自律、他律問わず)の妙です。
 最近は、和言葉や江戸しぐさなどがブームですが、本当に身につけるべきものはもっと日常的な所作であったり、立ち居振る舞です。ブームとして端的に捉えるのではなく、なぜその動作が必要だったのかを文化から学びましょう。「健康」「ダイエット」「美容」という目的や目標を持つのも大切ですが、人間という存在の本質や生命にある自然性を見つめてはいかがでしょうか。

[ 更新:2008-07-09 11:25:28 ]

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