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ビジネスの世界では、ニーズがあるからこそ商品がマーケットに出ます。

　ビジネスの世界では、ニーズがあるからこそ商品がマーケットに出ます。親は自分の価値観を持って生きることが大切です。この点があいまいになると、子供達は「自分で考えて行動を下す経験」を積むことができません。そのまま社会に出ると、マニュアルを覚えてその通りに仕事をするのは上手だけれど、それでは単なる「作業」で終わってしまいます。仕事は、何のために何をすべきかを考え、その遂行のために作業をするものです。マニュアルに載っていることは、仕事の一部に過ぎません。仕事をするうえで、多様な人間と関わりますから、多様な知識や多様なスキルがあると、突発的で複雑な事態にも柔軟に対応できます。そのための職務能力と人格能力の自己成長が必要です。
　企業は「即戦力を求めている」と言われていますが、それは単にスキルや専門能力を持っているだけではなく、「自分で考えて行動できる人」を求めているのです。自律型社員と言ってもいいでしょう。期待される自分の仕事に応じて、どのような知識を、どのように吸収し、それを仕事の場でいかに活かすかを考え、実行し続けることが求められています。企業は、仕事で必要な知識やスキルは、自発的に最新のものへと更新していかなくては、競争に負けてしまいます。ですから、これを怠る社員は、期待される社員としては存在できなくなり、社員としての寿命も短くなっていくでしょう。

[ 更新:2006-10-14 16:14:37 ]