上司

4月には新入社員を迎える企業も多いことでしょう。
私も昭和52年4月1日、トヨタのセールスマンとして札幌本社の入社式(雪でした)に臨んだこと、昭和56年4月20日税理士事務所に転職して通った日(肌寒い日でした)を思い出します。

最近日中プラス気温となるようになりましたね。
太陽の恵みといいますか、雪解けの速さに驚かされます。このまま順調に春に向かって欲しいものです。

4月には新入社員を迎える企業も多いことでしょう。
私も昭和52年4月1日、トヨタのセールスマンとして札幌本社の入社式(雪でした)に臨んだこと、昭和56年4月20日税理士事務所に転職して通った日(肌寒い日でした)を思い出します。

 良く言われる言葉でもあるのですが、人間関係に不器用な私は、「会社は選べても上司は選べない」という現実に慣れるのに結構手間取りました。
 トヨタのディラーは社員数が多かったので、セールスも上司も定期的に移動し、幹部やトップは20歳代前半の私には遠い存在でした。
 嫌な上司もそれなりにいましたが、会社側の見る目は結構適切で、1^2年以内に部下に迷惑がかからない(?)妥当な部署へ異動されていきました。

 次の税理士事務所は、入所当初17名、退職時25名でしたが、トップが非常に近い位置で陣頭指揮、転勤もありませんから事務所内の雰囲気は大きく変化することがなく、慣れるのに5年以上かかりました。
 先輩を見習いつつ、専門職としてこうあるべきというTKCの多くの研修で学んだことの実践に取組む日々の積み重ねでした。
学んでも学んでも、勉強することに終わりがないのが専門職の世界と、その時に肌で感じていました。

 同じ研修に参加し、トップから同じ指示があっても、実践度合は温度差が常にあったように思います。
仕事の引き継ぎや、自分が管理職になって他の人の仕事を見るにつけ、なぜ同じにならないのかとっても不思議な時期がありました。

 私は自分ができるできないは別に、あるべき姿に常に向かっていたいと願って仕事を続けていました。まわりの反応はいろいろでしたが、その当時の姿勢に後悔はありません。
 お陰さまで税務調査で大きくひっくり返ることもなく、40歳前後からは部下の育成もやっとイメージどおりに育ってくれるようになりました。
 ただ、初めて部下を預かって3〜5年くらいは思うようにならぬ苛立ちの日々(自分に対しても、部下に対しても・・・)でした。今思うと若かったと反省します。

[ 2008-03-08 08:17:33 ]


その他の記事

記事のインデックスに戻る