<9.後継者><10.社員><11.会計事務所への希望>
<9.後継者>
・親が支えになるときに後継者に失敗させる。事前事後の根回しで補完する。先代は奥に引っ込み、川の流れを見ながら数字を合わせる。自分で動くことがどれだけ楽か…
・営業を前向きにしなくてはいけないだろう。如才なく動くことは良い。渉りをつけることも良い。大きな商談はまだ無理がある。詰めは先を読んでいるとできるもの。商品のPRは良好。商品構成と売り方のテクニックをもっと磨く必要あり。「社長を後ろ盾に駆け引きをしろ。」「社長を使え」―「逃げ」をうまく使うことと、「間」を使うこと。「よい振りをするな!」見栄を張らない、見栄はマイナス。
・子供にはもっともっと勉強をして欲しい。勉強はキャッチボール。多種の事例を覚えることが必要。ケース、ケースで説明をしている。
・シミュレーションが終わったら、指示ができるようになって欲しい。
・人に任せながら動くように、変更していって欲しい。
・社長の能力の文書化、マニュアル化が今の時代必要だろう。
・会社は永遠に残したい。所有(株主・オーナー)と経営の分離か、一体型オーナー経営か?会社はいつでも作れる。維持できるかどうかは人の問題だ。
<10.社員>
・組織は上に仕切る人が必要。それがないと「俺が、俺が」になる。
・階層別職務分担が必要。トップにはトップの役割があり、No.2にはNo.2の役割がある。
・社員はソロバン勘定をしないから自分(経営者)がソロバン勘定をする。
・社員には強いことは言うな。言うと潰れるから、言い過ぎるな!
・社員は、自分の居場所を見つけさせ、安心させることが大切。
・今後は後継者が人を見つけ、月日をかけ組織化していくもの。そろそろ採用時期と社長は認識。
・昨年から清掃後朝礼を実施。2〜3分で終了。一人が発表する形式をとる。
・パソコンでの仕事の30%は遊びという認識。パソコンは困ったものという認識。
・甲氏―15倍の希望者の中から採用。固くやるから仕入れ在庫を任す。退職はしない。
・これまで退職を引き止めたのは、二人のみ。
・社員は、「何を望まれ入社し、今年何を覚えるか(業界・商品・得意先)、いろいろな側面を覚えると良い。商売は急ぐ必要は無い。」
・電話はコール4回目となると自分が出る。
<11.会計事務所への希望>
・「物事は、自分が納得したら人にどうやってもらうか考える。」という事を子供に強く言って欲しい。
・会計担当者に指導することを希望。
・自分の経営には自信を持っている。当然、会計事務所との契約の継続は、社長としての自己の判断による。