「ケイレツそのものが悪いわけではない。テイレツを維持して新たな技術を生み、大きな競争力を得ているところもある。ただ、日産のケイレツは機能しなかった。」
l重要なのは年齢の問題ではないということ。年ではなく、会社にいかに貢献しているかが問題なのだ。
l会社に取って最大の敵は、社員が抵抗することでなくて無関心だ。社員がどうでもいいという気持ちになったときが一番怖い。
l私の仕事は「こういうふうに進んでください」と説得することで、実際に結果を出したのは社員だ。これは会社のリエンジニアリングの基本だ。
l日産のライバルは(トヨタでもホンダでもなく)日産自身だ。
l我々のモチベーションはライバルを打ち負かすことではない。目標はパフォーマンスが一番の会社になること、利益率が一番いの会社になることだ。
l私は実践的な人間だ。自分がいつ失敗してもおかしくないこと知っている。だから、傲慢さが非常に嫌いだ。どんな企業にとっても、最も大きな危険の一つは傲慢さだと思う。
l日本では、正しく実行すれば意外なほど迅速に物事を進めることができる。だが、正しく実行することが必要だ。
l子供に、小遣いをやるから勉強しろという親はいい親ですか。子供を健全に育てるのは小遣いじゃない。
l日産の創業70周年(2003年)はただの数字でしかない。そのためだけにカネを使ったりはしない。