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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

吉見事務所通信 2007年4月号より(第41号)
[ 2007-04-04 17:20:32 ]
 ご縁をいただきました皆様へ
 今日4月3日、札幌では積雪ゼロと発表されましたが、日陰や冬に雪の積み上げられた所の雪解けにはもう少々かかりそうです。
 ここに吉見事務所通信4月号を送付させていただきます。
 昨夜東京から戻りましたが、車窓から満開の桜が見えました。咲き誇るソメイヨシノは、北海道に住む私はなかなか見る機会がなく、久しぶりに見たような気がします。北海道では、多くがエゾ山桜です。色鮮やかですから、こちらもきれいですが、もう一か月待たなくてはというところです。
 昨日の空港では、入社式を終えたらしいスーツ姿の若者グループが、優先席に陣取り、学生気分で大騒ぎをしておりました。
彼らがどう育っていくのか、彼らをどう育てていくのか、結構大変そうと思いながら同じ飛行機で帰って参りました。
降りるときには、機内で別の知り合いと会ったようで、通路の途中で立ち話を始め、長い後ろの行列に譲るでもなく・・・
私の年代から見ると、まさに子供たちの年齢ですから、心の中でため息をつきつつ何ともいえぬ思いで見ておりました。

 世間では流動化と言われて久しいのですが、そうは言っても定着率をある程度上げ、年功に伴うスキルアップ、キャリアアップが進む(ゆっくりでも常に成長する)仕組みを社内に作っていくことは重要ですね。その仕事を受けましても、困った中高年を多く抱えた企業の再建は、正直かなり難儀します。重くてなかなか動きませんし、動いてもすぐ止まってしまうからです。体が動かないのに反し、口の動く人が多い(言い訳や責任転嫁)時もあります。その点、経営者は高齢でもフットワークの軽い人が多いし、好奇心、探究心旺盛な人が圧倒的ですね。
 昭和52年に私が入社した時の札幌トヨペット専務(当時)加勢様の訃報が先月出ておりました。また昭和62年より創造経営の指導をいただいた公認会計士の中森先生も1月に亡くなられ、改めて歳月の流れを感ずるとともに、人生を折り返している現在、「しっかり学んだことを、教わったことを、今実践しなくてどうする」という思いを新たにしています。
 新しい人材を迎える時、社内を変化させるチャンスの時でもありますね。このタイミングをうまく利用したいものです。
追伸
 今回数年ぶりにJAL{日本航空}を利用しました。私が若い頃利用させていただいたとき、お高さを感ずることが多かったものですから、普段はJALの利用を避けています。経営の問題も新聞紙上で取り上げられることもあるJALですが、今回は利用客に対する一生懸命さを感じさせるスタッフが随分増えたという印象を受けました。20歳代後半から30歳代に一番それを感じたでしょうか。
 心は表に出るものですね。創造経営では「心をこめて」という表現を多く使いますが、相手を思う言動は重要ですね。素直に見習おうと思いました。


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