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「男は振り向くな」「人生は己を探す旅」義一（言いたい放題より）

藤本義一著「言いたい放題」で、経営者向けに書かれた部分があった。その中で心に引っかかり、メモを取ったのが次のものです。
「事業に賭ける場面はあるか」
商売をしていると、人生を賭ける場面にぶつかる。そこから逃げず、勝負をするのが本当の経営者という意味かな？と思いながら読んだ。
その後に「賭けに飲み込まれてはいけない」と続くのが、藤本さんらしい見識と思う。
そして「商は笑なり！」という大阪の格言が続きます。

サラリーマンの、居酒屋での酒を呑んでの会社への言いたい放題に対しては、視点を経営者に向けて、「責任を負えない社員を抱える社長は苦労する。勤続年数に比例した責任を負える力をつけた社員つくりも経営者の手腕の一つ」とまとめるのも、人間観察眼に秀でたものと思う。
ここの総括は、「人の和は、人の輪なり」。人の輪とは関係性、最近の言葉ではネットワークですね。さすが藤本さんです。

この本は昭和の時代のものなので、「演歌は怨歌、艶歌、縁歌・・・」と書き表しつつ、「同じ世代、違う世代の発言に、改めて考えることの重要性がある」とのメッセージは、今のＳＮＳの時代にも重要と思ってしまった。

[ 更新:2019-01-23 14:00:02 ]