もう一つ「伊藤忠商事の新聞広告から:日経広告大賞受賞作品」より
師走に新聞を読んでいて、印象的だったものを抜粋させていただきます。
・「日本の長い戦後」(みすず書房)橋本明子著、山岡由美訳:日本には敗戦のトラウマがあり、そこには3種類の類型がある。 戦争に英雄を見出そうとする「美しい国の記憶」と、 戦争被害者としての「悲劇の国の記憶」と、 東アジア諸国に対する「加害者」の側面に注目する「やましい国の記憶」。→このような分類は、分かりやすいですね。
・戦後世代には「計算づくの無関心」があった。無関心であると諸外国(特に東アジア)から日本に向けられる「歴史認識」や「戦後補償」に関する視線を素通りしてしまう。→「計算づくの無関心」というより、学生時代を振り返ると、このように振舞うよう教えられた印象もあります。
・事実に向き合わなければ、認識が生まれない。認識がなければ、耳にすら入らない。知らなければ知らないで、幸せだったかもしれないのだが・・・。→良し悪しは別に同感です。
・戦争に対する印象や記憶が、こんなにも個々人によって異なることに驚く。時代だけでなく、触れてきたメディア、出会った教師、親や地域など様々なパラメーターに影響を受けている。→「個々人によって異なること」を前提に、人と交わって行きましょう!
伊藤忠商事の新聞広告から:日経広告大賞受賞作品より「伊藤忠商事の商い三原則」→「稼ぐ・削る・防ぐ」
稼ぐは商人の本能、 削るのは商人の基本、 防ぐは商人の肝。この三つが支え合って商いが成立する。
【かせぐ】
よく稼ぐ商人に必要なものは「勘」という説もあり。商いは、相手を瞬時に見抜く目にかかっている。
【けずる】
削るは商いの基本。余計な支出、無駄な会議、不用な接待、多すぎる残業、削る、削る、トントン削る。それは、終わりの無い掃除のようなもの。徹底すれば、低重心で隙のない商いの姿勢を保てる。
【ふせぐ】
稼ぐや削るより難しく、最重要なのが防ぐ。損した分を稼ぐことがいかに大変か。1億を稼ぐより、まずは1億の損を防ぐ。防ぐと稼ぐは表裏一体。
[ 更新:2018-01-05 09:45:56 ]