若いサラリーマン時代、上司に「気のきかないやつだ!」「やり方が悪い」という上司に困ったことがあります。
「気のきかないやつだ!」と言われるものの、何に気がきかないのか分からないから、同じことを何度も言われました。
「やり方が悪い」と言われるものの、「正しいやり方」が分からないし、「これが正しいやり方」と教えてもくれないから、やはり同じことを何度も言われました。
何を、どのようにしたら良いのか分からず、当時の私は困りました。
先輩たちも、火の粉が自分に降りかからぬよう、見てみぬふりです。
その上司はいつも不機嫌ですから、部下は皆顔色を伺う毎日です。
「こんな部下をもって、俺は大変だ」「みんなは暇そうにしているが、俺は忙しいんだ」というオーラがいっぱいです。
「見てりゃ分かるだろう」と言われても、具体的な指示も指導もないのですから、その中で自分で気づいてできることは知れています。
その上司が交代するまで、相手のペースで、手探り、行き当たりばったりの仕事でした。
今振り返ると、とても無駄の多い日々でした。
お蔭様で、とても良い反面教師となりました。
[ 更新:2016-03-19 08:41:57 ]