自分の人生というのは 自分自身で生きていくものです。家族の存在はありますが、誰か他の人に自分の代わりに生きてもらうものではありません。
私自身の経験ですが、受けた教育やしつけの影響は大きいと思います。過剰に自己抑制が当たり前として育つと、周りの人や社会、自分以外のものの力関係で自分の生き方を決めてしまうことが多いと思います。
他人があれがいいと言ったから自分もマネようとか、年長の人がそれはよくないと言ったら、やっぱりやめておこうとか、私はそういう選択をしてきたように思います。サラリーマン時代はこれでも良かったのですが、自営業となるとこのスタンスではいいように使われてしまいました。落ち込もうが、人のせいにしようが、それだけでは何ら変わりません。非力なやつだと思われるだけです。
自営業者は最後はすべて自己責任。ということは、職業倫理と社会道徳に反しなければ何をやっても構わない、何を試しても構わない、否そうしなければ経営者は私を一人前と見てくれないと、サラリーマンを卒業して10年かかって気づきました。
仕事に全力を尽くすのは当たり前ですが、自分の欲求に素直に生きていくこと、自分で決めて家族がささやかに幸せになっていくことも大事だと割り切れるように変わっていけたのです。
その後は少々辛くて嫌なことが起きても納得がいきますし、諦めずに自分の選んだ道をゆっくりでも歩き続けることができるようになりました。
仮に、失敗しても、その時にまた考えればいい、やり直せばいいだけ。「神様は急がない」と素直に思えるようになったのです。
[ 更新:2015-08-24 09:08:22 ]