創造経営コンサルタント吉見 - head

経営コンサルタント吉見からのお知らせ

10月4日に講師をしてくださった、ミック研究所 佐藤茂則先生からいただいた資料から

佐藤先生の発行されるMICCマネジメント通信より

1.コミュニケーション技術
 企業内で行われるコミュニケーションがスムーズに進むために以下の点を注意することが大切。①始めから対立的に反応しないこと、②相手が何を伝えたいか意味を理解すること、③相手の感情の動きを感じること、それに振り回されず共感すること、④相手の伝えたいこととマッチングポイントを明確にすること。
 コミュニケーションの技術は、情報提供技術、アドバイス、カウンセリングの基礎的な技術とコーチングは覚えておいて損はないだろう。情報提供は知らないものはさりげなく情報提供するということだ。アドバイスは必要な時に必要なだけ助言をする。カウンセリングは傾聴が基礎だが「うなずき、あいづち」を打ち傾聴に勤めること。職場内では1時間も傾聴する必要はない。3~5分で十分。コーチングは質問中心に相手の問題意識を開いていくやり方である。
 カウンセリングとコーチングの大きな違いは、カウンセリングは問題を抱え悩んでいる人、整理がつかず、感情が揺れ動いている人に有効であり、コーチングは問題解決という明確な意思を持った人に有効である。

2.ITに対するHT
 IT(インフォメーションテクノロジー)に対するHT(ヒューマンテクノロジー)とは、人間理解の技術である。ITを支える指数はIQ、HTを支えるのはEQ(感情指数)とEQ(倫理指数)そしてSQ(精神指数)である。感情指数は感情のコントロール、コミュニケーション能力、共感力、自己客観力、意欲等を表し、倫理指数は感謝、規範意識、道徳性を表し、精神指数はストレスケア、バランス感覚等の心全体の安定性を表している。早稲田大学野球部で活躍した当時の斉藤投手やゴルフの15歳少年当時の石川遼君の人気のひとつに「誠実性」と「礼儀正しさ」が上がっていた。これらは共に倫理指数の中身であり、倫理指数が評価されることはまだまだ現代社会捨てたものではない。
 HTの日常的機能はコミュニケーションに関する技術である。コミュニケーションに係わる基本スキルは以下の通りである。
①一方通行にならないことへの配慮:双方向につとめやりとりすること。話す聞くは等分であるべき、相手の話は最後まで聞くことが大事。
②意思を明確にすること。何を伝えたいかである。何を伝えたいかを明確に意識することがポイント。
③誰と意思疎通を図るのか、その相手はどのようなタイプの人間か。意思疎通は相手、状況によって伝わり方が異なる。
④相手に合わせた疎通の仕方を取る。相手の理解しその相手の理解度、受け入れ態勢に合わせる。
⑤言葉と言葉以外の要素(口調、態度、場所等)を考慮する。人に対する印象形成は見た目(55%)、聞いた感じ(38 %)の影響は決定的。

[ 更新:2013-10-13 11:49:27 ]

その他の記事
記事のインデックスに戻る
ページのトップへ
創造経営コンサルタント吉見 - foot