---

経営の志をつなぐ

（引用開始）会社の持続的な成長にとって大切なのは、同族か否かに関わらず「経営の志をつなぐ」ことだろう。当社は創業以来、親族ではない何代もの社長が企業理念を受け継ぎ当社を発展させてきた。
　創業者の美と健康の理念を継いで二代目は「新たな価値を創造」し、さらに「その価値を伝達」していった。その後も専門や経営スタイルの異なる社長が新分野を創造してきた。
　大事なのは創業者の想いを企業理念として伝え、独自の文化として高めること。そうすれば後継者が親族であろうとなかろうと、組織全体のベクトルが明確に定まり、企業の存在意義を保ったまま事業の継続ができる。（引用終）
中小企業が継続・永続を考える時のキーワードは、ネットワーク力＝つながる力＝縁を結び続ける力と考えている。どの中小企業も、その企業らしい素晴らしさや魅力（商品力やスキル）が経営力の中核（信頼に値するもの）となっている。その強みを持って外部の人たちと手を結び、徐々に企業間の取引につなげ、最終の購買者にどうつながるかが今問われている。
「事業継承」という言葉だが、中小企業庁の表現を借りると、「企業が時間を超えて未来に事業をつなげるプロジェクトである。その成功は中小企業の生き残り戦略の結果であり、雇用や技術の承継、地域経済の活力維持につながる。」（事業承継支援センター事業環境部長　伊藤仁氏）となる。

[ 更新:2010-06-29 17:37:36 ]