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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

最近の経営環境

少し前になるが、3月24日の日本経済新聞13面に同社が3月に実施した社長100人アンケートの結果が掲載されていた。

 2010年の経営課題で優先されているのは、①新しい収益源の確立、②製品・サービスの高付加価値化、③新興市場の開拓、④製品・サービスのコスト削減である。財務体質の改善や不採算事業の立て直しや撤退の優先順位が低いことは、この課題の手は打ち終えたということだろう。「手持ちの事業だけでは中長期的な収益向上が期待しにくいという切迫感が、先行きに懸念が残る中でも“攻め”の比重を上げることにつながっている。」とは三菱総合研究所武田洋子主任研究員のコメントであるが、私達の置かれている環境も全く同じではないだろうか。

 正直北海道の経営環境が良くなる気配が感じられない。昨年の今頃と比較すると、今年の方が雰囲気は暗い。これまでの延長線の上に良くなる環境ではないということだ。そうなると良い意味の開き直りをしたい。いろいろ試してみながら我社の問題を表に出そう。見えた問題は、「早く治して下さいというメッセージ」と受け止めて対処しよう。
 
 経営とはトップダウンとボトムアップの交響曲。トップは積極的に、繰返し、繰返し情報発信や自分の思いを伝えよう。仕事場では必ず小集団があるのだから、自分の属するグループでは現場に根ざした改善や改良を具体的にドンドン検討していこう。それが仕事の質を高めることとなり、関わる人へ喜びを与えることにもなる。コミュニケーション力を高める努力と工夫を続けよう。

[ 更新:2010-05-01 16:13:18 ]

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